第7回(2017年1月18日)および第8回(1月19日)Gちゃれは、ともにGMG八王子ゴルフ場で開催され、2日間で合計33名(男子14名、女子19名)の学生が参加した。今回は全て込みで学生負担1080円で受け入れて頂いた。今回も、(株)タバタ様から学生全員に協賛品(ティー、カウンター、マーカーのセット)を寄贈頂いた。
当日は10時15分に八王子駅前からクラブバスに乗車し、到着後チェックイン、ロッカールームで着替えを済ませた後、11時00分より開会式を実施した。田中真澄支配人の挨拶の後、「ゴルフ場とはどんな場所か」や「ゴルフ場利用にあたってのマナー」などについてのレクチャー、11時30分より1時間ショットとパターの練習を行った。本学を含め、多くの大学ではプラスチックボールのみを使用しているため、実弾を思い切り打つ経験はスタート前の練習場でなければ実施することができない。プラスチックボールで狭いグラウンドで行うゴルフに慣れてしまっているため、練習場でのスタート前の僅かな時間で、クラブを振り切る意識とボール飛球距離の意識改革を起こさせる必要もある。
12時30分に昼食(カレーライス、サラダなどのバイキング)を摂り、13時30分からラウンドを開始した。
ラウンドに際しては、
①ラフに入ったボールはフェアウェイに戻して打つ
②バンカーは2度打って出ない場合は手で出す(3打目として)。
③フェアウェイ最大15打、グリーン最大5打までで終了(最大20打)とする。
④4ホールのうち1番と4番はチーム戦(スクランブル方式)とする。
などの特別ルールで実施した。これら以外にも、フェアウェイでのティアップOKなど、各組に付いた指導者の判断で適宜特別ルールを採用した。当日は天候にも恵まれ、タイムスケジュール的にも予定通り進行することができた。毎回のことだが、参加学生は本物のゴルフ場でプレーできた喜びと楽しさを存分に感じてGちゃれを終える。事後のアンケート調査を見ても、今回もほぼ全ての学生が「楽しさ」・「ゴルフへの興味」・「継続意欲」などについて、ポジティブな回答をしている。
筆者の過去の研究でも、生涯スポーツとしての意識・意欲を醸成させるためには、コースラウンド経験が絶対に必要であることがわかっている。NGKのご協力で、大学生にゴルフ場を開放して頂く環境整備が整いつつあるが、各大学のゴルフ授業担当教員が学生の背中を押すかどうかによるところが大きいため、業界からの大学ゴルフ授業支援に関する有益な支援情報をより多くの先生と共有したい。
Gちゃれ開催回数も8回を数え(2016年度は6回開催)、リピーター学生も参加するようになってきている。例えば、2016年8月の八王子カントリークラブでのGちゃれにも参加し、今回も参加したある女子学生(1年生)は、今回のために自前のクラブセットを新たに購入・持参するなど、ゴルフの魅力に取りつかれ出した者もいる。おそらくこのような学生は4年で卒業するまでにかなりのコースラウンド経験をするようになるのだろう。
今回のGちゃれには、森正明先生(中央大学教授)、濵部浩一先生(日本獣医生命科学大学教授)、髙丸功先生(学習院大学教授)、橋口剛夫先生(帝京科学大学教授)、小山慎一先生(帝京科学大学准教授)にサポートして頂いた。
最後になりましたが、今回のGちゃれの会場提供をして頂いたGMG八王子ゴルフ場、田中真澄支配人をはじめ、スタッフの皆様からの温かいサポートを心より感謝申し上げます。
文責:北徹朗