大学ゴルフ授業研究会

我が大学のゴルフ授業29 ~「ゴルフって楽しい!!」を伝えたい。~只隈伸也(大東文化大学)

※この記事は掲載元(月刊ゴルフ用品界 GEW)の許可を頂いて転載しています。

掲載元 月刊ゴルフ用品界 2019年5月号(見本誌の申し込みはこちらから)

大学の紹介

大東文化大学は、1923年(大正12年)帝国議会の決議によって創設された大東文化学院を前身とし、中国学、日本文学、書道などの分野で比類ない伝統と歴史を誇ってきました。

「東西文化の融合をはかり、新たな文化の創造をめざす」という建学の精神のもと、人文・社会科学全領域だけでなく体育・保健衛生系の領域までをカバーする8学部21学科を擁する総合大学へと発展し続けています。

ゴルフ最高!!

また、創設以来、中国やアジアに強い大学として世に認められてきましたが、今日では環太平洋さらには全世界に国際交流の輪を広げるなど、創設の理念「東西文化の融合」は脈々と受け継がれています。

大東文化大学は、文化が交差する知の拠点として深い教養をもった真の国際人の育成に努めています。

授業風景

大東文化大学スポーツ・健康科学部スポーツ科学科では、野外活動系実習として夏期にスクーバダイビング、キャンプ、カヌー、ゴルフ、冬期にスキー、スケート、ゴルフを開講し、夏期、冬期各1種目ずつ受講することが必修(各2単位)となっています。

実習4日目でこのフィニッシュ!!

ゴルフは前期・後期に1コマずつ開講され、各24名が履修定員ですが、毎年抽選になるほどの人気種目になっています。

夏期・冬期ともに学内で5回の事前講習を行い、8月と2月の上旬に茨城県のサザンヤードカントリークラブで3泊4日の実習(ラウンドレッスン含む)を実施します。

アイアンを使っての8−4、9−3、L字とスイングの基礎から始め、Dr、Fwでのショット、パッティング練習、夜の講義ではハイスピードカメラで撮影したスイングのチェックやモータラーニングによって翌日の修正点を確認します。

最終日には、学生4名一組でベストボールでのチーム対抗コンペを開催します。

実習は、引率教員2名、ツアープロ1名、レッスンプロ2名、コーディネートをお願いしているセントラルスポーツから1名の6名で指導に当たっています。

技術向上やルールの習得のみならず、マナーやエチケットの実践にも力を入れ、スポーツとして歴史があり東京オリンピックの種目にも採用されているゴルフを、生涯スポーツとして楽しんで行くために必要な基礎知識及び技術の習得を目的としています。

先生の気持ち

ゴルフって楽しい!!

私のゴルフに対する率直な気持ちである。私がゴルフを始めたのは30才の中盤を過ぎた頃であった。

恩師に誘われぶっつけ本番の状態でコースに立った。クラブは空を切り、コースを耕し、クラブを持って右へ左へ林の中へ。

どのようにして打ったのか何回打ったのかは記憶に残る由もないが、今でもその時のことを思い出すと肩にギュッと力が入り冷や汗をかくほどである。

あの日から月日は流れ、ますますゴルフが楽しくなってきた。この気持ちを学生たちにも伝えたい、感じてもらいたい。ゴルフ実習はここからスタートした。

ゴルフは技術の向上やルールの習得はもちろんであるが、それ以上にエチケットやマナーを学び取っていかなくてはならない。お恥ずかしい話であるが、私がゴルフを始めた頃、飛距離やスコアばかりに気をとられマナーやエチケットを少々おろそかにしていた時期があった。

ゴルフ場の中での自分と周りの方々との「立ち居振る舞い」の違いを感じ取る余裕もなかったのであろう。

しかし、多くの先輩方に「誠実に行動すること」「 他の人に配慮を示すこと」と言うことを教授いただくうちに少しずつではあるが理解を深め、より一層ゴルフを楽しむことができるようになったと感謝している。

学生たちには、実習の事前講習の際に、ゴルフの運動としての意義や役割を説明したうえで、ゴルファーのマナーやエチケットについて「わずか4日間の実習だけど、この4日間を真剣に取り組んだら、どこのゴルフ場に行っても恥ずかしい思いはしないよ」と話している。

彼らにはゴルフの楽しさとともに人に対しての配慮や気遣い、それらを実践することにより自分自身も成長していくということを、かつて私が先輩方に教えられたように少しでも伝えることができればと思っている。

先生の紹介

只隈伸也(ただくま・しんや)

1963年福岡県生まれ。

大東文化大学法学部法律学科卒業。女子栄養大学栄養学研究科臨床医学研究室修士課程修了。柔道整復師。

ヤクルト本社、仙台育英学園高校勤務を経て1999年大東文化大学陸上競技部専任コーチに就任、2000年同専任監督となった。2005年大東文化大学スポーツ・健康科学部設置にあたり文部科学省教員資格審査を経て専任教員として着任した。

担当する授業は、陸上競技(基礎・発展)、コーチング(陸上競技)、ゴルフ、スクーバダイビング、健康スポーツ科学などがある。

研究分野は、長距離走トップアスリートやジュニアアスリートのパフォーマンス向上のためのトレーニング方法の構築、高齢者の健康寿命延伸のための有酸素運動と筋力トレーニングの方法など。

東松山市の「毎日一万歩運動」の効果検証の結果を発表し、埼玉県健康長寿プロジェクトに採択された。

専門は陸上競技で、箱根駅伝2区区間賞や関東インカレで長距離4種目優勝などの実績がある。

現在は、約150名が在籍する陸上競技部の総監督としてチームの運営に当たりながら、箱根駅伝のラジオ解説やランナーズなど雑誌への連載も担当している。関東学生陸上競技連盟評議員。